腰痛専門治療

　腰痛を繰り返し起こしていて
「薬を飲んでも変化がない」、
「マッサージをしてもその時は良くなるが変化がない。」と、
お困りの方へお伝えしたい事があります。

　それは、原因に対する施術をしていないからだということです。

　腰が痛ければ、腰にマッサージをする、痛いから痛み止め・・・それがいけないわけではありませんが、一時しのぎとなってしまい、腰痛を繰り返さないようにするには不十分です。
　今腰が痛いのは、これまでの生活習慣や、ケガ、交通事故などが原因となっていることが多くあります。そこを無視していると、一時ごまかしただけの症状はぶりかえしてきます。

　また、骨盤のバランスが崩れて体の動きが悪くなり引き起こされている腰痛もあります。正しい骨盤のバランスを取り戻して、体が無理なく動くように整えると腰痛を繰り返すことがなくなっていきます。

　本当の原因に対する施術をせずに、表面に見えている症状のみに施術をするだけでは、その施術をずっと繰り返し行うということになってしまいます。

　腰痛の原因の多くは、骨盤を中心とした体のバランスが悪くなり、関節の動きが悪くなることです。体のバランスが崩れると筋肉に無駄な力がかかり、筋肉に疲労がたまりちょっとしたきっかけで炎症が起きて、腰痛が発症します。

　骨盤にある仙腸関節の動き、股関節の動き、腰椎の動きなど腰に関係する関節は多数あり、それらの関節が上手に連動して動いているのが正常な体の状態です。その関節のひとつ、もしくは複数の関節の動きが悪くなると、連動がうまく働かなくなり、筋肉の負担がかかり、腰痛の発症につながってしまうのです。

　ギックリ腰など急激な痛みが発生する場合の多くは、もともと仙腸関節の動きが悪くなっています。仙腸関節は靭帯で強固に支えられており、その動きはわずか数ミリで病院の画像検査による診断は難しく、原因不明の急性腰痛とされることが多くあります。病院などでは腰痛の原因の85％は原因が特定できないものとされていて、椎間板ヘルニアが4～5％、脊柱管狭窄症が4～5％、圧迫骨折4％など原因の特定できる腰痛は全体の15％です。

　画像診断で判定されない腰痛にも原因は必ずあります。そして、その原因の多くは動きの中に表れてきます。歩行診断と、各種の検査でその原因を見つけることが腰痛改善への第一歩となります。

　腰痛は、身体からの緊急事態のサインです。サインを無視していては改善は見込めません。

　“たまに腰が痛いけど、しばらくすると治る”。という状態から、だんだんと“いつも痛い”状態になってしまいます。これが腰痛の慢性化です。

　そして、その痛みが当たり前になった頃、神経症状が出てくることが多くあります。

　腰は下半身の神経が分岐する部分で、腰に問題があるのを放置していると、腰部の神経に問題が起きます。ヘルニアや坐骨神経痛、脊柱管狭窄症など、お尻や足の痛み・痺れを感じる神経症状を伴う状態です。

　神経症状には2種類あります。痛みや、重だるさ、痺れ、冷感などの感覚の異常と、力が入らなくなる運動機能の異常です。
　神経症状が悪化していと、“長く立っているのが辛い”、“5分も歩けない”など普段の生活にまで差し障るレベルになってしまいます。また、馬尾神経障害が起きると排尿障害など骨盤内臓器の症状も伴う場合もあります。この状態にまでなると、関節の変形なども伴い、病院では手術が勧められることも出てきます。手術を回避できても、治療期間はかなり長くなってしまいます。

　腰痛を「その内よくなる」と放置していると、痛みの増減を繰り返しながらだんだん悪化していきます。体の動きや働きが悪いだけの軽い症状から、関節の変形や、神経症状のでる重い症状へと変わっていってしまうのです。その前に、早期の治療を心掛けましょう。