腰痛　つらい痛みの予防法

　運動はちょっとハードルが高い。という人は、”歩く”ことからはじめてみませんか？

　人間は動物＝「動く物」です。
　最近は乗り物が便利な時代になり、ちょっとの距離でも自転車や車を使ってしまうことが多くなっていますが。
　本来人間に備わっている自然治癒力をあげるためには、自分の力で体を動かして、代謝をあげていくことが必須です。

　ちょっとした買い物や、移動には”歩いて”行きましょう。楽を選んで自転車や車に乗るのは、実は、自分の体を使う機会を無くしてしまっています。

　自分の体のために”歩く”時間を作っていきましょう。

　ずっと同じ姿勢を取らないように注意する事が腰痛予防になります。長時間同じ姿勢を続けると、筋肉や関節が硬くなってしまうので、長くじっとしていることをできるだけ減らしましょう。

「そうは言っても、仕事で長時間座ることになってしまうのはしょうがない。」
そう思い込まずに、身体を動かすことを頭の片隅にいつも置いておきましょう。休憩を適度に挟む余裕を持つことが大事です。

家に帰ってリラックスタイム。ゲームをしていて気が付いたら2,3時間同じ姿勢だった。なんてことはありませんか？
楽しい時間でも何日も続くと負担になっていきます。

　ポイントは痛くなる前に動くことです。体が固くなって伸びをする、のではなく、辛くなる前に動きましょう。

　30分～90分ごとに休憩を入れることは仕事の効率を上げるためにもいいと証明されています。最近はスタンディングデスクなどもありますので、そういったものを活用して頂くのもいいですね。

　掃除機がけなど、家事をする時間は中腰になることが多くなりますね。

　なぜ中腰になると良くないでしょう？
実は中腰で腰を曲げている状態が、最も腰の筋肉伸ばされ、引っ張られている状態だからです。固くなっている筋肉は伸ばされ続けると腰痛を引き起こします。

　掃除に集中してしまうと中腰になってしまうので、掃除機の柄をできるだけ長くして姿勢を正して掃除をすると、腰に負担をかけないでお掃除できます。

　その他の場合にも中腰はできるだけ避けられるようにしましょう。また、お風呂掃除の様にどうしても屈まないといけない場合は、短時間で済ませ、終わってからそのままにせず、身体を伸ばしましょう。

　庭仕事の時は、膝をつける服で行う。座ったまま作業できるように低い椅子を用意しておく。なども腰痛の予防になります。

　当院の治療にいらっしゃる方で多いのは、長期の休みや、お仕事のピークなどで日常生活よりもさらに負担がかかった時に腰痛がでた。普段しない動きをして筋肉をいきなり使った際に痛みが出た。という方です。
　それと同じくらい来院理由で多いのは、痛みを予防するために体を整える施術を受けに来る患者様です。

　特にいつもよりも疲れている時、重たいものを持った時、休みにしっかり休めてない時など、痛みが出る前に施術を受けて体を整えるというのも腰痛を予防するためにはいい方法です。

 　何か負担がたまっている気がする。というタイミングでお身体を見させていただくと、バランスが崩れていたり、特定の筋肉が硬くなっていたりという状態がわかります。
その段階で施術すると、比較的すぐに体をいい状態に戻すことができます。