はりって痛いの？

　はり（鍼）と聞くと、「なんか痛そう」というイメージがある方もいて、実際受けたことがない方は不安だと思います。

　実は私も鍼の施術をうける前は”痛そう”、”怖そう”というイメージがありました。でも実際鍼を打ってもらうと、最初にあったイメージはなくりましした。”はり＝注射”という印象があるので、怖いという方は多いですが、注射と違って細い鍼を使用していて、あの痛みとは全く別物だからです。

　もちろん、鍼治療は他のお薬などの治療と同じ様に、体質的に”合う、合わない”はありますが、
特になかなかよくならない神経痛などにお悩みの方にはおすすめです。
”痛そう”、”怖い”と避けてしまわずに選択肢に入れてみて下さい。

　はり(鍼)の種類は大きく分けて

毫鍼（ごうしん）
鍉鍼（ていしん）：刺さない鍼
小児鍼（しょうにしん）

の３種類あります。

　この中で鍼灸院で最も多く使われているのが”毫鍼(ごうしん)”というはり(鍼)です。このはり(鍼)は、毛ぐらいの細さで、鍼の先が毛のような状態になっていることから、毫鍼と言われています。
注射針のように太くなく、先端の形が痛みを感じさせないようにできているので、刺さる時もいたみが少なく刺さります。

　鍉鍼（ていしん）という刺さない鍼は、身体の疲労が激しく刺すはり(鍼)の刺激では強すぎる場合や、実際に鍼を刺すことのできないツボを刺激するときに使います。また、鍼を刺すこと自体が怖くて患者様の負担になる場合、”毫鍼(ごうしん)”の代わりに使う事もあります。

　小児鍼(しょうにしん)は、お子様に使っていくはり(鍼)で、これも刺さないはり(鍼）です。銀杏の葉ような形や、棒の先に球がついた形などいろいろなタイプがあります。