朝起きた時腰が痛くなる原因

　昔は、寝相が良い方が”行儀が良い”と言われれていたこともありますが、実は腰には寝相が悪い方がいいです。

　寝てる時同じ姿勢を続けると、起きているときに何時間も同じ姿勢でいる時と同様に筋肉は固くなります。寝返りは適度に体をほぐしてくれているのです。

　子供の寝方を見ていると、夜何回も寝返りをしますよね。たまにベッドから落ちるくらいゴロゴロ寝返りをしています。でもだんだん大人になるにつれ、寝返りが減ってきてしまいます。
　子供は、普段から沢山動いていて関節に柔軟性があるので、無意識でも寝返りがしやすい状態です。

　それに比べて、普段デスクワークの人やお家にいて座っていることが多い方は、体を動かすことが少ないので、柔軟性がなくなってしまいます。なので、寝ていても体はかたいまま。寝返りが自然にしにくくなっています。

　対処法としては、普段から関節を動かすようにしてトレーニングをすることです。自然な寝返りがしやすくなりますよ。

　マットレスが柔らか過ぎるのも寝起きの痛みの原因のひとつです。

　マットレスに体が沈み込んで、寝返りをしたくても、スムーズに寝返りが出来ない状態です。

　これは、マットレス自体が沈みこんでしまう素材の場合。もしくは、長年使っているマットレスを同じ方向でずっと使っている場合におきます。お尻などのあたる部分が凹み、沈みこんでしまい、寝返りがしにくくなります。

　長年使って形が変わってしまっている場合の対策としては、マットレスの上と下を変えたり、裏と表をひっくり返したりすると、沈みこまなくなります。
ある程度、定期的にマットレスの向きを変えることをおススメします。

　これはマクラが理由で寝返りが出来なくなってしまう状態です。寝返りがしにくいマクラは真ん中が低く左右が高くなっているマクラです。

これは寝返りをしようとすると、左右が高くなっているためスムーズな寝返りがしにくくなります。

自分に合うマクラが一番いいですが、真ん中がへこまずにフラットなマクラをおススメします。

　自分の寝る姿勢を気にしたことはありますか？寝る時の姿勢によって痛みが出ていることも多々あります。　

　仰向けで寝ることが多い方で、手を上に上げて寝ている。この姿勢は反り腰になりやすく、腰に痛みが出やすくなります。出来るだけ、手を上げないで寝られるといいですね。

　また、横向きで寝ているときに、上になっている足が下に落ると腰が捻じれた状態になります。

　筋肉は長時間、捻じれたり引っ張られたりする状態に非常に弱いので、その状態で何時間同じ体勢でいると筋肉には大きな負担になってしまいます。

　横向き寝の方の対策としては、膝の間にタオルやクッションをはさんで、前に倒れないようにするのがおススメです。